幕末から明治初期を通じて生きた仮名垣魯文は、19世紀を代表する戯作者といっても差し支えないであろう。19世紀末の戯作者達の文業を明らかにするために、取り敢えずは魯文の生涯に渉る文筆活動の全体像を明らかにしたいと考えてきた。そのために、本稿では従来の研究史においては等閑に付されてきた〈非文学的テキスト〉のうち、取り分け「報条」に着目しつつ、その仕事の一端を記述しておきたいと調査を継続してきた。
魯文の執筆した報条は膨大な数量に上り、数千から一万余に及ぶといわれてきた。しかし、報条は所詮販促宣伝用の摺物に過ぎないので、余程奇麗な絵でも入っていない限り、その場で捨て去られてしまうことが多かったと思われる。それ故、現存している資料の多くは、奇特な好事家達が蒐集して保存してきた貼込帖に負うところが大半であった。しかし、残念ながら大学図書館や専門図書館など諸機関に保管されている貼込帖などの資料は乏しい上、在っても詳細な索引が作られていることは稀である。また、個人蔵の資料は所在が公表されているものも尠く、調査は甚だ難航した。
取り敢えず、管見に入ったものの紹介を続けてきたが、最早今となっては魯文の執筆した報条の全貌を明らかにすることは至難の業であろう。ただし、従来は魯文に特化した報条の紹介は見受けないので、本稿に拠って、多少なりとも魯文の逸文としての報条の様相を窺うことができるのではないかとも思う。
今回は、補遺として、嘗て山本和明氏に拠って『仮名垣魯文百覧会展示目録』(国文学研究資料館、2006年秋)に紹介された毎日新聞社新屋文庫蔵のものと、廃姓(宮武)外骨の編纂した『文明開化』第二 広告篇(大正14〈1925〉年10月発行、半狂堂)に登載されている報条とを転載した。なお、『文明開化』は国立国会図書館デジタルコレクションで原本を見ることが出来るが、『宮武外骨著作集』第壹巻(1986年2月、河出書房新社)などにも複製が所収されている。蛇足ながら本資料に附録されている「日本廣告史」も有用である。
最後に、管見の範囲ではあるが、本稿で紹介してきた魯文の報条を一覧にして提示しておく。もとより個人の調査で完全なものが出来るはずもなく、多数存するであろう遺漏については識者の後考を竢ちたい。
【一二四】(木版一枚摺、墨摺)
御膳新干海苔
開店御披露
青海苔薫る春の旦。紫海苔の風味を尊み 屠蘇に人気をとり肴。彼重詰の四角に折て 下戸も上戸のあがり口礼者の袖を引かすみ 一寸一枚焼海苔の。馳走ハ別品淡薄清味 此味ひにして物なしと。土地の老舗にはゞからず 新海苔の名を開店の。ところ替れバ品数多く 仕入ハ大森本場を撰び。蒲田の梅が香をとめて 薫り込たる極製品。馬喰町のひゞきにより 驛路の鈴が森繁く昌り賑ふ御来駕を主人に 代りて願ふになん
當十二月十七日見世開
當日麁景呈上
【一二五】(木版一枚摺、墨摺)
[絹木綿|唐糸] 萬染糸類品々 御披露
彈初唄ふ梅の春。家の抱妓の藝名に因む。万吉はら山谷の辺り。三筋霞の片手間に。是もえにしの糸類しな%\。貫六 小かねも一坐の御披露。その初買をまつの葉の。針より細き利に拘はらず。花生の許より次棹なれバ。根緒胴掛のかけ直なく。一際廉に差上まをせバ。お坐敷のおなじみさま方。ヤレそれ/\へ御吹聴。御取はやしお求女を。四方に巡りて小手巻の糸よりかけて願ふらん ひく手も繁く冀らん
細流ハ大河に沿ぎ。丁稚を仕揚て舗主となるハ。天賦の 順序 に委する理にて。取分商估の營業。利を後にして得意を前に。開店の日も朝倉山椒。小粒ながらもひりゝと辛く。諸品ハ老舖の仕入にも。劣らぬと云御高評。千里を走る午歳よりまさる今年の初賣迄。はる未寒き冬物類。も去歳の仕入ハ一般の。相塲に連て大下落。實に元價の半減にて。賣捌きの骨折損。草臥儲けも商業冥利。一時の損ハ利益の基と世間外の大安賣。資本と根氣の續く。丈賣ッて/\賣まくる大憤發の腕限り。地性ハ細き太物の。一反二反算用に合ぬハ承知精一倍。廉價に差上奉つれバ。買主の徳の機會を外さず。唯今の内極安の。上等品を召せや。召せと當坐の利慾に關はらぬ。主個が腹の帳合を報條の戲文に摸して
〈和漢書類|西洋翻譯〉來讀貸觀所告條
損料ノ史記ヲ師走ノ螢ニ擬タルハ俳諧者流ノ見立景ニシテ腹中萬卷ノ蟲干ハ漢儒先生自ラ強記ニ誇リシ也拙店元來書肆タルヨリ所藏ノ史籍ヲ貸觀シ知識ヲ弘ク開業ノ設ノ席モ板敷造リ洋服踏沓其儘ニ椅子ニカヽリテ御誦讀ノ見料時計一字間僅ニ新銀半錢ト定メノ外ハ餘計ヲ受ケズ且ハ普通ノ貸本屋ト聊カ異ナル規則ヲ建テ戸外ヘセリ貸 不レ仕 看官毎日八字ヨリ四字ヲ限リテ文車ノ引キモキラザル御來駕ヲ主人ニ代リテ希フ
繪新聞日本地 毎月二回出板
此小冊ハ英人ワクマン氏ノ「ポンチ」ニ傚ヒ落語ノ戯畫中寓意ヲ含畜シ内外勸懲ニ關ル諸件ヲ輯メ江湖好事家ノ看ニ供 ス本月中旬初刊ノ發兌ヨリ遂次ノ購求アラン事ヲ冀望ス
【一二九】(活版、墨摺)※総て左ルビ
かなよみ (明治8年10月下旬チラシ)
〈官|許〉 假 名 讀 新 聞 隔 日 出版
一寸御披露申上升
東西/\發兌の三番叟より五評判に預かり升た讀賣と平假名の兩新聞の中間を行き鵜の眞似をするからす飛も毎日新聞の元祖の本社開業以來のお得意を外へはやらじとすゞりを鳴らし曲りなりにも假名釘流邪魔にのたくる蚯蚓書彌々來月一日より隔日毎に出刷升ればとつぱ一偏にお購求を願ひ升
但し御大祭の外一切休業はありません又東京と 横濱 は毎日讀賣に弘めさせ升
○一枚賣八厘 ○一月前金九錢\ ○三ヶ月同二十五錢
賣出し三日の間はお弘の爲無錢であげ升
永當/\五評判/\
【一三〇】(活版、墨摺)
現今支那事情 繪入傍訓 半紙本
此書は昨八年初めて製本發兌の所同五月中是と題號を同くせし永峯秀樹の飜譯書支那事情の梓主山城屋政吉より原告され爲に發賣を差留られしが山政の伸理立難く先頃東京裁判所より願書お下げ渡しとなりしに付現今支那事情の儀今般更に發賣許可と相成りしは埋木の花咲時を得たるが如し依て從前の定價を引下げ尚挿畫の彩色を増し地圖の銅版は一層精刷を盡し前日に比すれば製工最も美を極め元價は闕ても害はれし榮譽を繕ふ大奮發にて一月より再び發兌仕候得ば御求め奉願上候也
【一三一】(活版、墨摺)
〈傍訓|雜誌〉魯文珍報 〈假名垣魯文原稿|毎號十二葉 定價金四錢〉
我佛は尊く親父の煉た膏藥は垢切なんぞにや能く効そうだと熊の傳三の以心傳心愚父が如意筆の假名反古を彼是と収集め加るに今の世の韓退之蘇子膽と賞稱され親分眞實と衆人の尊む諸先生の助筆を乞ひ毎號壹册の雜誌とす愚父は元來無一物不立文字の臆測説寂々汁に坐禪豆雅俗混淆珍聞漢文詩歌狂俳度々逸端唄何でも撰取柳は緑花は紅いの色々も宗旨は代々達磨の無錢工面貧的免避の種にもと教外別傅の變則雜誌看客如何必定呵喝々々喝とお笑ひ種
『文明開化』二 廣告篇(J)には多くの興味深い広告が紹介されているが、比較的新聞に掲載された広告が多い。この「明治文化研究叢書」(例言)として企画された『文明開化』の「一」では「新聞篇」として20種の創刊号を複製しているが、大正14(1925)年の時点においてすら、原資料の蒐集には苦労したようである。なお、この「廣告篇」では、一枚摺以外は各項末に『新聞雑誌』などと出典が明記されている。
魯文に関連する資料として、伊藤良之助「剽窃著書」(明治8年5月13日『郵便報知新聞』第666號所載)が見られる。魯文著『現今支那事情』(和泉屋吉兵衛)が永峯氏の『支那事情』を剽窃していることを糾弾するもの(37頁)。
また、おそらく魯文の著述ではないと思われるが、「明治9年7月摺物 (白唐紙)」として「○諸新聞縦覧茶亭開業の稟告」(活版、本文ベタ、詩文は二分アキ、四周飾罫)が載る(48〜49頁)。「横濱野毛坂上新花屋敷\四時皆♂中 窟樓蟻」とあり「横濱新聞記者拜白」と見える。「弊社の神奈垣魯文」が16日に「柴扉を開く」に到った経緯を説明しているが、肥塚龍、柳北成嶋弘、琴通舎、北庭筑波、伊東橋塘ほか、鈴木田正雄などが、詩文を寄せており、挿絵も入っている。原寸は不明であるが、報条としては大きく、長文を掲載した新聞の如き様相のものである。「在金澤市 中神天弓子所蔵」と罫外下部に記す。
名雲書店の目録「NEWSBOAD」は写真を添えた上で、簡潔で要を得た解題が付されていて資料としても大変に有用であるが、バックナンバーをサイトで閲覧できるのもありがたい。ただし、85号の236「引札コレクション」は行き先が判らず、残念ながら確認の仕様がないが、写真の掲載されていない資料の中にも魯文のものが在った可能性は否定できない。
【魯文報条一覧】
所蔵先や参考文献として挙げたものの略称は以下の通り、丸括弧内は所蔵機関の請求番号、後の〈 〉は枝番号か折数(丁数)を、図とあるものは図版番号を示す。また資料番号と掲載誌を一覧にした。
佐藤 佐藤 悟氏
新屋 毎日新聞社蔵「新屋文庫」
国文研 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国文学研究資料館
国会 国立国会図書館蔵「広告研究資料」(寄別315-1-4)、「明治時代広告研究資料」(寄別3-51-12)
アド アドミュージアム東京
一橋 一橋大学附属図書館蔵「奎星帖」(明治文庫Xx:1)
都立 東京都立中央図書館蔵 加賀文庫「鶏肋雑箋」(加賀文庫155)
早大 早稲田大学図書館
A 『引札 繪びら 錦繪廣告 江戸から明治・大正へ』(増田太次郎、誠文堂新光社、1976)
B 『引札繪びら風俗史』(増田太次郎、青蛙房、1981)
C 『江戸のコピーライター』(谷峯藏、岩崎美術社、1987)
D 『幕末・明治のメディア展 ―新聞・錦絵・引札―』(早稲田大学図書館、1987)
E 『大阪の引札・絵びら』(大阪引札研究会、東方出版、1992)
F 『広告で見る江戸時代』(中田節子・林美一、角川書店、1999)
G 『ニュースの誕生』(東大総合研究博物館、1999)
H 『明治のメディア師たち』(日本新聞博物館、2001)
I 『仮名垣魯文百覧会展示目録』(国文学研究資料館、2006年秋)
J 『文明開化』二 廣告篇 (国立国会図書館デジタルコレクションなど)
K 「236 東京横濱 明治初期料理店及商店引札コレクション」(名雲書店、「NEWSBOAD」85号、2011)
【一】 〜 【一七】 「魯文の報条(一)」 「大妻国文」48号、2017年
【一八】 〜 【三二】 「魯文の報条(二)」 「大妻国文」49号、2018年
【三三】 〜 【五四】 「魯文の報条(三)」 「大妻国文」50号、2019年
【五五】 〜 【八〇】 「魯文の報条(四)」 「大妻国文」51号、2020年
【八一】 〜 【一〇四】 「魯文の報条(五)」 「大妻国文」52号、2021年
【一〇五】〜【一二三】 「魯文の報条(六)」 「大妻国文」53号、2022年
【一二四】〜【一三一】 「魯文の報条(補遺)」 「大妻国文」54号、2023年
【一】貸本屋「山城屋金太郎」 佐藤、新屋(370〈K01〉)、A図85
【二】 新吉原「邑田海老屋」 佐藤
【三】御菓子屋「船橋屋」 佐藤
【四】書画会「本町東助」 佐藤
【五】寿司・菓子屋「藤原満吉」 佐藤
【六】 料理屋「石井亭」 佐藤
【七】古書画「知漢堂木免屋」 佐藤
【八】 浴衣手拭「伏見屋榮治郎」 佐藤
【九】初舞台「坂東百代」 佐藤
【一〇】会席料理「昇運亭」 佐藤
【一一】待合「成田屋登代」 佐藤
【一二】鳥料理「珍鳥亭」 佐藤
【一三】化粧品「佐野半之丞」 佐藤
【一四】料理屋「宇治橋」 佐藤
【一五】西洋料理「會圓亭」 国文研(ラ3-34〈9〉)、A図84、B図105、C図59、D図183、K〈26上〉。
【一六】酒屋「石崎酒店」 A図88
【一七】植木屋「安五郎」 新屋(370〈K33〉)、A図90、G図152
【一八】人力車「西洋堂」 国文研(ラ3-34〈2〉)、K〈27下〉
【一九】牛肉賣捌所「日の出惣吉」 国文研(ラ3-34〈2〉)
【二〇】牛肉賣捌所「日の出惣吉」 国文研(ラ3-34〈2・10〉)、K〈28下〉
【二一】相撲茶屋「伊豆源」 国文研(ラ3-34〈3〉)、K〈33上〉
【二二】會席割烹「梅隣亭」 国文研(ラ3-34〈3〉)、K〈29上〉、
【二三】菓子「小見川成太郎」 国文研(ラ3-34〈7〉)、K〈28上〉
【二四】舩料理「柳舩」 国文研(ラ3-34〈11〉)
【二五】牛肉賣捌所「日の出」 国文研(ラ3-34〈11〉)〔明治3年カ〕
【二六】酒焼酎「近江屋善兵衛」 国文研(ラ3-34〈14〉)
【二七】下り漬物類「平井」 国文研(ラ3-34〈17〉)、K〈33下〉
【二八】菓子「舩橋屋國太郎」 国文研(ラ3-34〈22〉)、K〈32上〉
【二九】有合御料理「魚網」 国文研(ユ9-102)
【三〇】菓子「青柳」 C図60
【三一】書画会「書畫小集」 F87頁図4 〔万延元年カ〕
【三二】菓子「舩橋屋織江」 南木コレクション(天守閣 2271)、E90 〔安政6年以前〕
【三三】菓子「舩橋屋攝津大掾藤原織江」 国会「広告研究資料」 (寄別3-5-1-4)初編巻二〈83上〉
【三四】あなご「小林」 国会「広告研究資料」(寄別3-5-1-4)三編〈23左上〉
【三五】蕎麦「寝覺庵」 国会「広告研究資料」(寄別3-5-1-4)三編〈25左〉
【三六】蕎麦「清風亭」 国会「広告研究資料」(寄別3-5-1-4)三編〈26右〉
【三七】菓子「亀屋和泉」 国会「広告研究資料」(寄別3-5-1-4)三編〈30左〉
【三八】書画展(昇月樓) 国会「広告研究資料」(寄別3-5-1-4)三編〈33右〉
【三九】書画会(万八樓) 国会「広告研究資料」(寄別3-5-1-4)三編〈34左上〉
【四〇】遊覧会(井生村樓) 国会「広告研究資料」(寄別3-5-1-4)三編〈34左下〉
【四一】菅野順講(竹屋) 国会「広告研究資料」(寄別3-5-1-4)三編〈35右〉
【四二】貸席「近源亭」 国会「広告研究資料」(寄別3-5-1-4)三編〈39全〉
【四三】芝居茶屋「八重扇子屋」 国会「広告研究資料」(寄別3-5-1-4)三編〈40左上〉
【四四】待合「成田屋」 国会「広告研究資料」(寄別3-5-1-4)三編〈44左〉
【四五】待合「愛森亭」 国会「広告研究資料」(寄別3-5-1-4)三編〈48左〉
【四六】薬品「黒牡丹」 国会「広告研究資料」(寄別3-5-1-4)三編〈55左〉
【四七】名弘め「近松門左衛門」 国会「広告研究資料」(寄別3-5-1-4)三編〈65右〉
【四八】写真「北庭筑波」 国会「広告研究資料」(寄別3-5-1-4)三編〈65左〉
【四九】染物「京清」 国会「広告研究資料」(寄別3-5-1-4)三編〈66右〉
【五〇】重宝男「佛骨庵」 国会「広告研究資料」(寄別3-5-1-4)三編〈67右〉
【五一】すし「めかり鮓」 国会「明治時代広告研究資料」(寄別3-5-1-2)〈14右〉
【五二】割烹「魚十」 国会「明治時代広告研究資料」(寄別3-5-1-2)〈17左〉
【五三】酒店「橋本富之助」 国会「明治時代広告研究資料」(寄別3-5-1-2)〈21左
【五四】貸席「いそへ亭」 国会「明治時代広告研究資料」(寄別3-5-1-2)〈27右
【五五】待合「一力亭」 国会「明治時代広告研究資料」(寄別3-5-1-2)〈26左〉
【五六】書畫展「塑生館開館式」 国会「明治時代広告研究資料」(寄別3-5-1-2)〈53右〉
【五七】賣花師「西座梅叟」 国会「明治時代広告研究資料」(寄別3-5-1-2)〈57〉
【五八】三世紙鳶堂風来襲名披露 アド(1989-995)、一橋「奎星帖」第4冊
【五九】酒造糖「岡部宗助」 アド(1992-1257)
【六〇】虎 アド(1987-3555)
【六一】桜々堂「伊藤貞次郎店」 アド(1997-1063)・一橋「奎星帖」第七冊
【六二】中天竺舶来大象之圖 アド(1990-55)
【六三】演義告條 G(図77)
【六四】舶来大象之譜 D(図134)
【六五】(【一七】と同一) 個人蔵
【六六】建碑落成披露「故花笠文京翁」 「奎星帖」第4冊
【六七】御貸席御披露「高橋かほる」 「奎星帖」第4冊
【六八】待合開業「鈴木屋岩次郎・かま」 「奎星帖」第5冊
【六九】即席御料理「梅隣亭」 「奎星帖」第5冊
【七〇】新鮮即席御料理「中銕」 「奎星帖」第8冊、『変態廣告史』(文藝資料研究會、昭2)所収
【七一】料理「丹波屋儀助」 「奎星帖」第8冊
【七二】酒屋「綾瀬川酒店 川村藤治郎」 「奎星帖」第8冊
【七三】会席料理「千歳楼」 「奎星帖」第8冊
【七四】料理「遊狸庵 松本きく」 「奎星帖」第8冊
【七五】料理「松のすし 松浦きん」 「奎星帖」第8冊
【七六】都々逸合「米澤町琴富貴樓上掛額」 「奎星帖」第8冊
【七七】温泉御披露「清新楼温泉所」 「奎星帖」第8冊
【七八】口演「珍猫百覧会」 「奎星帖」第8冊
【七九】講談落語新席開場御披露「新席亭」 「奎星帖」第8冊
【八〇】西洋御料理開業報條 「奎星帖」第8冊
【八一】温泉場「開壽亭」(熊太郎) 「奎星帖」第8冊
【八二】百猫歯磨「山上花朝堂」 「奎星帖」第8冊
【八三】牛肉「吉勝 鏑木勝蔵」 「奎星帖」第8冊
【八四】書画会「愚父追福 一勇齋芳子」 「奎星帖」第8冊
【八五】序(二世柳亭種彦作) 「奎星帖」第9冊
【八六】茶の湯指南所「俵屋俵藤」 「奎星帖」第9冊
【八七】客席「葵園」 「奎星帖」第9冊
【八八】会席料理「ときは」 「奎星帖」第9冊
【八九】蕎麦「清風亭」 「奎星帖」第9冊
【九〇】懇親語譯會「岩床」 「奎星帖」第9冊
【九一】海水浴・圍碁會所「三益温泉」 「奎星帖」第9冊
【九二】呉服「槌屋仁三郎」 「奎星帖」第9冊
【九三】眼鏡・宝石「玉屋 石川膳太郎」 「奎星帖」第9冊
【九四】割烹「玉泉樓」 「奎星帖」第9冊、早大(文庫10-8028-62)
【九五】書画骨董古器 賣立會 「奎星帖」第9冊
【九六】書画会「熊太郎」 「奎星帖」第9冊
【九七】待合「小倉屋」 「奎星帖」第9冊
【九八】絲竹有聲會「賣花宴梅叟」 「奎星帖」第9冊
【九九】西洋御料理開業「光明樓」 「奎星帖」第9冊
【一〇〇】耳塚勧進「琴通舎八洲」 「奎星帖」第9冊
【一〇一】待合「香川幸」 「奎星帖」第9冊
【一〇二】料理「新富楼」 「奎星帖」第9冊
【一〇三】端唄「歌澤美佐吉」 「奎星帖」第9冊
【一〇四】改名披露「哥澤芝金」 「奎星帖」第9冊
【一〇五】追善施餓鬼「彌二郎兵衛喜多八」 「奎星帖」第9冊
【一〇六】椀焼料理「巴家とく」 「奎星帖」第9冊
【一〇七】菓子「亀屋和泉」 「奎星帖」第9冊
【一〇八】待合「高木さわ」 「奎星帖」第9冊
【一〇九】西洋料理「松本樓」 「奎星帖」第9冊
【一一〇】〔大小暦(嘉永7年=安政元年)〕 「鶏肋雑箋」16冊
【一一一】菓子「伊藤万作」 「鶏肋雑箋」29冊
【一一二】菓子「佐々木茂□」 「鶏肋雑箋」29冊
【一一三】温泉料理「高輪亭」 「鶏肋雑箋」29冊
【一一四】即席料理「鯉屋猪三郎」 「鶏肋雑箋」29冊
【一一五】料理「浮世」 「鶏肋雑箋」29冊
【一一六】料理「男花屋喜太郎」 「鶏肋雑箋」29冊
【一一七】辻占茶漬「海老甚」 「鶏肋雑箋」29冊
【一一八】料理「千代田」 「鶏肋雑箋」29冊
【一一九】割烹「近源亭」 「鶏肋雑箋」29冊
【一二○】鮓「甲子家」 「鶏肋雑箋」29冊
【一二一】待合「成田屋」 「鶏肋雑箋」29冊
【一二二】小間物「川北屋芳三郎」 「鶏肋雑箋」30冊
【一二三】座興「安保九太夫」 「鶏肋雑箋」30冊
【一二四】干海苔「都会屋銀平」 新屋(370〈K13〉)
【一二五】染糸屋「湊屋」 新屋(370〈K15〉)
【一二六】呉服「朝倉屋」 早大(文庫10-8031-9)
【一二七】來讀貸觀所「近江屋半七」 J〈12頁〉
【一二八】繪新聞日本地「新聞會社 」 J〈23頁〉
【一二九】かなよみ「毎日新聞會社」 J〈38頁〉
【一三〇】現今支那事情「名山閣」 J〈58頁〉
【一三一】魯文珍報「開珍社」 J〈65頁〉
【付記】実見する機会の得られなかった新屋文庫蔵資料の使用を許された山本和明氏に感謝申し上げます。
なお、本研究は JSPS科研費 JP21K00287 の助成を受けたものです。
#「魯文の報条(補遺)」
#「大妻国文」第54号 (2023年3月31日)所収
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